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第8回

 

 

 

第8回: 分析結果の吟味
 

アンケート設問のねらい

今回行ったアンケートにでは、当たり前とも言える次の2つの項目を前提条件としました。

【前提条件1】 職場の活性度が100%であれば、現場力も十分発揮される。
この状態は、職場のベクトルが完全に現場力発揮のために一致して動いている状況であり、完全に秩序を持った状態であると言えるでしょう。

【前提条件2】 職場の活性度が0%であれば、現場力は発揮されない。
この状態では、個人は全員勝手なことを考えていて現場力は全く発揮されない混沌の中にあることになります。

実際には1、2のいずれの状態も極端なケースであり、現実はその間にあると考えるべきでしょう。これらの仮説をもとにアンケートで質問をすることによって、個人個人が現在を両極端の間のどのあたりの状況だと考えているかを探ろうとしたのです。

 

回答の信憑性

ここで、自らがアンケートに回答した場合のことを考えてみましょう。

【前提条件1に近い回答】 このような回答は、言わば「優等生的」な答えであるとはいえないでしょうか。職場の全ての人が現場力の発揮のために働らかなければいけないという見方は、少し穿った見方をすれば「建前論」的な答えであり、その意味において当人の本当の気持ちを反映していないとも言えそうです。したがって、現場力発揮のために必要な職場活性度に高いパーセンテージが必要であると答えた人の意見は実体をつかむ意味にいてはいくらか割り引いて見る必要があるでしょう。

【前提条件2に近い回答】 逆に、わずかな人数で現場力が発揮できると見る場合はどうでしょうか。そのような人は、少なくとも職場の多くの人材は現場力の発揮に寄与しないと考ええている訳です。このような回答をする人は、現在の職場の状況に強い危機感を抱いているとは考えられないでしょうか。現状に満足せず改善の方向に向かわせるための原動力は、もしかするとこういう回答を寄せる人にこそ期待すべきではないかとさえ思えてきます。そして、このような意見が単なる建前論ではなく本心からのメッセージだとすれば、より重く受け止める必要があると考えるのも納得感があるのではないでしょうか。一方で職場の活性度がゼロで、誰も現場力に寄与していないという答えは、そんなアンケートには興味がないとでも言っているのと同じであり、このような意見は前提条件1同様、割り引いて評価されるべきでしょう。

何で、あれだけのデータからそんな事が言えるの?という声が聞こえてきそうですね。確かにここで議論していることは客観的事実というよりも主観的は予想に過ぎないかもしれませんね。もうちょっと我慢していただくことにして、次回はさらにこの分析を推し進めて行きます。ご期待ください。


 

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