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第6回

 

 

 

第6回: 職場における活性化エネルギー
 

アレニウスプロットによる活性化エネルギーの求め方

前回は、アレニウスの式について簡単に説明しました。この式の中の活性化エネルギーを求めるためには、化学反応の場合は横軸の温度を逆数にし、縦軸の反応速度定数の対数をとり、その結果得られる直線の傾きを求めることによって得られます。このような操作をしたグラフを特にアレニウスプロットと呼んだりします。この手法を全くそのままアンケート結果に適用してみます。下図に示すように多くのアンケート結果の集計から得られたグラフを、横軸を逆数に、縦軸を対数をとってみるのです。この操作によって現場の活性化に関する活性化エネルギーが求められるというわけです。

 

図1 活性化エネルギーの求め方

 

現場力アンケートにおける活性化エネルギーの意味

数学的な操作はわかるんだけど、それが一体なんになるの?という疑問を当然お持ちになったことと思います。化学反応と職場の現場力が類似しているというのは、ここでの勝手な仮定に過ぎず、それを証明さえしていないのですから当然です。でも、図2をご覧になると、その仮定もまんざらではないように思えてくるのではないでしょうか。化学反応においては、温度の上昇によって原子の運動が活発になり、それが活性化エネルギーで規定される障壁を越えることによって反応が促進されるということになっています。それと全く同じように、職場において活性化されていない人が、何らかの障壁を越えることによって活性化した社員に変化すると考え、その時の障壁の高さをここで求める活性化エネルギーと考える訳です。ちょっとごちゃごちゃしていて難しかったかもしれません。

図2 活性化エネルギーの意味

 

次回は実際のデータにこの手法を適用してみることにします。どんなことがわかるのでしょうか。ご期待ください。

 

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