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使用中のLNGタンクノズルのバルブ交換

LNGタンク屋根ノズルに設置された機器の交換技術

 

1. どんな技術?

 運転中のLNGタンクの中の温度は−100〜−162℃という低温になっています。さらに、タンクの中のLNGは周囲からの入熱により気化するため、圧力を持っています。このようなタンクに設置されている機器・バルブを、低温ガスが吹出す心配をせずに、安全・確実に交換することができる技術です。

 この技術により、今までほぼ不可能と考えられていた、運転中のLNGタンクにおける、仕切弁(タンクと機器との間に設置する、タンク内外絶縁用のバルブ)のない機器や、仕切弁自体の交換工事を、安全に施工することが可能となりました。

2. どのような時に使うの?

 具体的には、

  • 仕切弁のないノズルに取り付けられた機器の交換

例えば、液面計とタンクの間にバルブがなく仕切ることができないが、なんとかしてタンクを開放せずに液面計を新しいものに交換したい

  • 仕切弁自体の交換工事

タンク内へカメラなどの機器を挿入するため、ノズルに付いているバタフライ弁を、開口部が大きいゲート弁に取り替えたい

などといった状況を想定しています。

3. 特徴は?

図1 チャンバー外観

 運転中のLNGタンクで安全に作業を進めるために最も留意した点は、工程は完全に後戻り可能であり、どの段階からでも元の状態に復旧可能ということです。
万が一周囲の状況により作業を中止して元に戻したい、というときにも確実に元の状態に戻すことができるようにしました。

 加えて、以下の点にももちろん対応しています。

  • −162℃(LNG)の低温タンクに対応 → LNGタンクを
    開放せずに作業が可能です
  • 安全、確実に目視で確認しながら施工可能→最も確実に判断できます
  • 交換は全て人力。動力源は不要→万が一、工事中に停電してもあわてる必要がありません

4. 施工手順は?

 機器を交換する場合を例に、簡単に手順を紹介しましょう。

 チャンバーと呼ぶ気密性のある箱で、対象となるノズル出口、および交換対象機器を囲います。そしてロッド等を介した外部からの操作により、チャンバー中で仮留めボルトの取り外し、機器の分離を行います。ノズル出口にはシールフランジと呼ぶ仮の蓋を取り付けます。次にチャンバーを分解し、取り外した機器を回収します。

その後、新しい機器を内部にセットし直したチャンバーをノズルに取り付けます。そして回収とは逆の工程をたどり、交換を完了します(ゲート弁への交換の場合は、図2−4のようにゲート弁を通してシールフランジを回収します)。


図2 バルブ交換手順概要(バタフライ弁からゲート弁への交換)


 
3-1 バルブ交換前(バタフライ弁)            3-2 バルブ交換後(ゲート弁)
図3 実タンクにおける施工例

 

 

 

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