ユビキタスメーター
従来の電話線を用いた自動検針システムに替わるワイヤレス自動検針システムの開発を国内の大手ガス会社が進めています。このシステムを使うと、オートロックマンションのような検診業務のしにくい対象の検針が容易に行えるのはもちろんのこと、安全性向上やその他の高い付加価値を提供できる信頼性の高いネットワークを提供することが可能になります。
ユビキタスって何?
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| ネットワーク技術を組み込んだユビキタスメーター |
「ユビキタス」というのは、ユーザーが意識することなくいつでもどこでもコミュニケーションができる環境のことを一般的には指します。インターネットを使った様々なサービスで最近よく聞く言葉ですね。ここで言うユビキタスメーターは、超音波ガスメータに埋め込まれたネットワーク機能を用いて、様々なサービスを提供するものです。
次世代通信インターフェース
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次世代通信インターフェース |
簡単に言えば、超音波メータに高速・高信頼性の多機能通信機能を組み込んだのがユビキタスメーターです。このガスメータには、広域ユビキタスネットワーク(WAUN)機器や、マルチホップワイヤレスネットワーク機器、従来の電話通信機器、さらには火災報知機など最大5台までを接続することができるインターフェースが用意されています。
マルチホップワイヤレス通信 (PAN)
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マルチホップワイヤレス通信システム |
ガスメータはマンションのパイプシャフトのような閉鎖空間におかれることも多いので、電波によるデータの転送がうまく行かないこともありました。そのような厳しい条件下においても、確実にデータを送るために、近くにあるガスメータとの間でデータをやり取りする網目状のネットワークを構築する方法を開発しました(ネットワーク接続メータ最大:50台)。このネットワークを使って、最大15回の双方向データ転送によって外部とのデータ通信を可能にしています。つまり、ガスメータが外部のネットワークとへのデータの転送がうまくいかなかった時には、PANネットワークによって自動的に近隣のガスメータにデータを転送し、最終的に建物外部のネットワークにデータを転送する仕組みになっています。なお、通信のための低消費電力インターフェースユニットはメータ外部に接続されます。
PAN通信インターフェース仕様
端末 |
周波数帯 |
950MHz (日本) およびその他の周波数 |
適用基準 |
ARIB STD-T96
IEEE802.15.4d PHY (一部) |
出力 |
10mW/1mW |
転送速度 |
100kbps |
寿命 |
10 年 |
電源 |
リチウムバッテリー |
ネットワーク |
ネットワーク構造 |
メッシュ |
通信方式 |
双方向 |
転送回数 |
平均: 5回, 最大: 15 回 |
接続ノード数 |
最大 50 |
接続メータ数 |
最大 50 |
その他 |
ルーティング |
端末自動登録・削除、自動ルーティング |
ワイドエリア・ユビキタスネットワーク(WAUN)
従来の携帯電話によるネットワークではカバーしきれないサービスを提供するためにワイドエリアユビキタスネットワーク(WAUN)が検討されています。WAUNは、たくさんの低出力UHF/VHFの中継局(サービスエリア:数キロメートル)から構成され、自動検針やその他のセンシングデータの収集などを行うために最低限必要なデータレート(数百バイト/端末/月程度)に転送速度を抑えることによってローコスト化を実現している。WAUNネットワークの構築においても、PANネットワークと同様、ガスメータ外部にインターフェースユニットを接続する必要があります。
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ワイドエリア・ユビキタスネットワーク(WAUN) |
現状
超音波ガスメータの開発を受けて、国内の大手ガス会社3社は、2006年に通信機能を持った新しいガスメータの開発に着手しました。2008年には新型メータを使ったフィールドテストが開始され、2010年にパイロット導入を予定しています。本開発は、東京ガス、大阪ガス、東邦ガスが協力して行っています。お問い合わせはinfo@tge.co.jpまで。

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