当社においてもDX化の波が押し寄せています。現場の位置情報のデジタル化が簡単にできれば、いろいろな情報が容易に整理できるかもしれません。そんな時に活躍しそうなシステムを 株式会社エム・ソフトさんが開発されましたのでご紹介します。 ※本文中のリンクはすべて外部サイトとなります。
近年、インフラ、メンテナンス業界においてDXの重要性がますます高まっています。国土交通省はインフラ老朽化や新型コロナウイルス等の対策として、データとデジタル技術を活用したDXを進めており、現場での点検業務の効率化や生産性の向上が求められています。 その中の具体的なアクションの一つとして、「三次元データの有効活用」にも注目が集まっており、「社会インフラをはじめとした、現場の様々な構造物や各種設備などを三次元データ化し、保管・活用する環境の整備」を進めることで、業務の効率化、新たな価値の創出といったDXに大きく貢献することが期待されています。
iPhone/iPadに搭載されたLiDARセンサーを用いて、現場で簡単に3Dスキャンが可能なアプリで、株式会社エム・ソフトさんが開発されました。このアプリを使えば、3Dスキャンにより、点群とメッシュデータを取得することが可能です。従来、高価で専用の機材が必要だった3Dスキャンが、iPhone/iPadでひとりで簡単、短時間に行うことができるようになります。スキャンによって取得した点群データは専用のクラウドViewerにアップロードすることで、現場の状況共有、測量、点検ポイント可視化など、様々な用途で利用することが可能です。
デジスキャンであれば、現場の3Dスキャン、および点群データの確認・共有を非常に簡単に行うことができます。 通常、3Dスキャンや点群データ等の取得は、非常に高価な専用の機材を用いる必要があり、計測完了まで時間要する場合が多いですが、デジスキャンであれば、LiDARスキャナ搭載のiPhone/iPadだけで、「ひとりで」、「簡単に」「短時間で」3Dスキャンを行うことが可能です。
デジスキャンクラウドの点群Viewerを使えば、従来現場で時間をかけて実施していた現地の測量(地形や対象設備の長さ、面積などの測量)を点群データ上で簡易的に行うことができます。従来現場でしか行えなかった計測や、現場の状況把握点検情報の確認等がWeb上で簡単に可能になるので、現場に訪問する人数を削減したり、訪問回数自体を減らしたりすることができ、業務効率化・生産性の大きな向上を可能にします。また、状況写真など多数の写真を撮っていた現場も、3Dデータ化されることで、状況把握がしやすくなり、工事の進捗状況確認や、現場への適切な指示出しなどがしやすくなり、作業品質の向上も期待できます。
3Dスキャンが簡単にできるようになることで、日々の現場の状況をデータとして残し、変化をこまめに記録したり確認したり、といったことができるようになります。 メンテナンス業務では日々の点検で、不具合が起こりそうな兆候をできるだけ早く見つけることが非常に重要となります。日々の点群データを取得し、それらを比較することで変化が起こっている場所を見つける手段の一つとして活用できます。また、3Dデータと各種設備システムや点検記録DBなどをリアルタイムに連携する事で、デジタルツインを手軽で安価に実現することが可能になります。例えば、弊社の点検記録アプリ「Pinspect」と連携し点検データを点群に反映させることによって、管理者は、毎回、現場に行かなくても点検結果や状況を把握することも可能です。(上記画像はPinspectのピンを点群上に表示したイメージ) ※Pinspectについては、こちら https://pinspect.jp/
● 現場調査報告書出力(EXCEL・PDF)
● 簡易作図機能
● CG合成シミュレーション
現場の状況を、工事前、中、後で、三次元データとして記録することで、各種設備の位置関係や当時の状況などが記録できます。従来、現場でしか行うことができなかった作業が三次元データ上で可能になることで、現場での作業時間短縮、現場への訪問回数の削減などの効果が期待できそうです。また、現場の3Dデータに、新しい設備を合成したイメージなどで、お客様への提案などにも活用できるかもしれません。
ますます進むDX化の波に乗り遅れないためにもこうした新技術を積極的に取り組んでいきたいところです。ご質問等ありましたら、こちらまで遠慮なくお問い合わせください。
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