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吸着現象を使ったガスハンドリング

 

 

吸着現象について


普通、ガスを閉じ込めておくためには容器を使います。小さなガスボンベから大きなガスタンクまで様々な容器が使われています。
でも、ガスを閉じ込めておく方法は、それだけではありません。冷蔵庫の中のにおいをとったりするのに使われる「吸着」という方法もあるのです。吸着剤には、目に見えない小さな穴がたくさん開いています。その穴の中にガスを閉じ込めてしまうのです。 ちょっと不思議に思えるかもしれませんが、吸着剤はそれ自身の体積よりはるかにたくさんのガスを閉じ込めておくことができます。
また、穴の大きさやその分布によって吸着できるガスの種類や量も変化します。例えば容器の中に吸着剤を入れておくと、容器内のガスの圧力を高くしなくてもたくさんのガスを閉じ込めておくことができるのです。

 

 

ガスの圧力を高くしなくてもいいことは、とても大きなメリットです。高い圧力を作り出すためにはポンプを使う必要があり、エネルギーを消費します。また、容器を堅牢にするために重い金属製の容器を用意しなければなりません。

 

 

吸着+圧縮貯蔵でさらにパワーアップ

吸着剤を入れた容器に圧力をかけてガスを貯蔵することもできます。同じ圧力で容器にガスを貯蔵しても吸着の効果によってより多くのガスを蓄えることができるのです。特に低い圧力でガスを貯蔵したときに吸着の効果が顕著に現れます。

液化ガス貯蔵(LNG)、圧縮ガス貯蔵(CNG)、吸着ガス貯蔵の比較。

特に低圧のとき吸着ガス貯蔵のメリットが大きい

 

 

ガス吸着回収システム

ガスメータの取替えなどで、配管内に溜まったガスを排出しなければならないことがあります。このような作業をパージと呼びますが、パージされたガスを現場で燃焼させたりすることは安全性面で配慮する必要がありました。
そこで、パージされたガスを吸着剤の入った容器に回収することによって安全かつ迅速に交換作業を行うことができるようになりました。

 

 

ガス吸着回収システムの概要

ガス吸着回収システムは、これまで現場において燃焼による処理が行われていたガスメータや配管の内部残留ガスを現場で安全に回収する技術です。従来のように、お客様敷地内において燃焼や放散の必要がないため、安全・安心であると共に、地球環境とCS向上に貢献できるシステムです。

 

 

ガス回収が可能な設備及び条件

● 回収可能なガス

・ 都市ガス:13A 12A

● ガス回収が可能な設備

・ 都市ガス(13A・12A)用「ルーツメーター」 

・ 都市ガス(13A・12A)用「ガス配管」。

これらの設備において減圧によって破損する可能性のある機器を有する設備には使用出来ません。

・ 弁と弁の間に閉塞された空間の配管でのみ適用可能です。

● 吸着回収容器のガス回収性能

都市ガス:約200函平振~大気圧まで回収した場合です)

 

ガス回収に用いる回収容器と各部の名称

この装置に用いる吸着回収容器は、 都市ガス吸着に優れた高性能な吸着材を入れた真空容器で、化学変化を伴わない物理吸着によってガスを吸着しています。吸着材の細孔壁とガス分子間におこる弱い力(吸着)によって、限られた空間に通常より多くのガスを蓄えることができます。また、物理吸着のため吸着と脱着が容易で、繰返し使用にも優れています。現場で回収されたガスは安全な場所で再生専用真空ポンプを用いて排出し、同時に回収容器を真空に近い圧力まで減圧することにより再生させます。

 

本装置の製品構成は以下のとおりです。

表1 製品構成

品 名

形 式

数 量

吸着回収容器

TK‐

再生専用真空ポンプ

RP-180G BOX-T

 

表2 標準付属品

品 名

数 量

付属ジョイント

接続ホース

10メートル

内圧確認用圧力計

吸着回収容器側圧力計

分岐バルブ

チューブフィッター

●吸入口ジョイント

●オイルミストトラップ

●吐出口ジョイント

●起動停止スイッチ

●再生専用真空ポンプ取扱説明書
   (油回転真空ポンプ取扱説明書)

取扱説明書

● の印は再生専用真空ポンプの標準付属品となります。

 

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