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ボトル内液体物検査装置:SLC-215D

 

 

製品の概要

韓国の地下鉄の火災事故に端を発し、高まるテロへの危機感から大手航空会社とのコラボレーションによって航空機内に持ち込むペットボトルの内容物を検査する装置が開発されました。この検査機は、ボトルの蓋を開けることなく内部の液体を検査できることを特長とする世界初の製品で、成田・羽田空港を含む国内の殆どの空港で、すでに240台を超える機器が運用されています。ゲートでの迅速な運用が求められるため、僅か数秒で検査を行うなどの特長を持ち、日々、日本の空の安全に目を光らせています。

東京ガス・エンジニアリングは、これまで都市ガスという都市のインフラをエンジアリングの側面から支えてきました。その伝統の延長線上に都市の安心・安全というインフラの構築を位置づけ、今後も積極的にセキュリティ関連機器の開発に取り組んで参ります。

 

 

 

 

プロローグ

―― 世界初の画期的技術

新しい製品を世の中に送り出していく時、それが成功を収めるためには市場の動向をよく分析し、ユーザーのニーズに的確に答えることが大切だとよく言われます。でも、この製品が社会に受け入れられるかどうかは、すでに決まっていたことのように思えてなりません。そんな不思議な運命を持った製品がガス会社の研究所から生まれました。

 

 

 

―― 安全への強い思いが結晶化

この製品を世の中に送り出すために私達が選ばれた理由は何なんでしょうか。別に技術力が他のメーカーに比べて特に抜き出ていたわけではありません。そうではなく、この製品を成功させようとする私達の思いが他の人たちより少しだけ強かっただけのことのような気がするのです。航空会社の人たちの安全に対する危機感、私達そしてパートナー企業のモノ作りへの思いが共鳴し合って、この製品は生み出されました。

 

 

 

―― 私達のメッセージ

飛行機に持ち込むジュースまでいちいち検査をしなくてはならないような時代に私達は生きています。そのこと自体は決して良い事ではありません。早くこういう装置が不要になる時代がくることを強く望みます。そして、そういう時代が少しでも早く訪れるために、私達の努力がわずかでも貢献できればこれに勝る喜びはありません。それが、この装置に込めた私達のメッセージです。

 

 

 

製品の特長

■簡単な操作

本製品は、航空機に搭乗する旅客が、機内に飲料用ペットボトル、または飲料用アルミボトルを持ち込む際、本製品の定められた位置にボトルを置くことにより、ボトル内の液体が、可燃性の液体物である可能性を簡便に判断(一次判断)します。装置の使い方はいたって簡単です。

 

(1)ペットボトルの検査

【置いてください】が点灯しているときに、左側のポケットにペットボトルを置くと、ペットボトル内の液体を判別します。問題なければ緑色ランプが、可燃性の液体の場合は赤色のランプが点灯しブザー音で警告を知らせます。

 

 

(2)アルミボトルの検査

【置いてください】が点灯しているときに、右側のポケットにアルミボトルを置くと、アルミボトル内の液体を判別します。問題なければ緑色ランプが、可燃性の液体の場合は赤色のランプが点灯しブザー音で警告を知らせます。

 

ボトルをセットするタイミングによっては【置きなおしてください】ランプが点灯することもあります。その際は、【置いてください】の点灯を待って、再度ボトルを指定された場所においてください。

 

 

 

■短い検査時間

この装置の最大の特長は検査時間です。セキュリティの強化に伴って空港などのセキュリティゲートでの待ち時間が非常に長くなっていることから、ボトルを置いてから数秒で検査結果が表示される装置の開発は至上命題でもありました。この要求に対してペットボトルの検査についてはほぼ一秒で検査結果が出る性能を達成しています。

 

 

■実 績

国内のほとんどの空港でが採用いただき、240台を超える機器が実際に稼動しています。今後、海外への展開や空港以外のセキュリティ分野での利用が大いに期待されています。

 

 

本製品は、2005年(社)発明協会主催発明展で関東経済産業局長賞を受賞しました。

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