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AI活用でカバンを開けずに液体物を検知

液体物検査装置BLS-100の開発について

 

 

はじめに

当社は、世界で初めてペットボトルなどの容器に入った液体を検査する装置を2004年に開発しました。本装置は、その後改良を重ね、現在も航空運輸におけるセキュリティチェックなどに幅広く利用されています。オリンピック・パラリンピックを数年後に控え、テロなどの可能性増大が指摘される中、入手が比較的容易で大きな被害が起こりうるガソリンなどの可燃性液体物による犯罪の懸念が高まっています。しかしながら、鉄道や大勢の観客が訪れるスタジアムなどにおいては、顧客の所持する液体物をいちいち取り出して検査することは、時間がかかり過ぎて実際にはほとんど行われていないのが現状でした。

本技術のコンセプト

当社はこれまでに培った空港セキュリティにおける液体検査装置運用のノウハウを生かし、高速のスループットが要求される用途向けの新たな液体物検査装置BLS-100を開発いたしました。

図1.これまでの液体物検査と今回の装置のコンセプトの比較

本装置は、これまでのように一本一本の液体物容器を検査するのではなく、カバンの中に入った液体物をカバンを開けることなく数秒で検査する全く新しいコンセプトの技術です。液体の種別を判断することはできませんが、大量のガソリンなど隠し持って入場しようとした場合に短時間でスクリーニングすることができます。

検知原理について

セキュリティ上の懸念があるため、詳しい原理については非公開としますが、センサーを使ってカバンを外から分析、約3秒で16種類の特徴信号パターンを抽出します。この信号パターンを、人工知能を使って機械学習し、液体の有無を判断しています。X線などの放射線や化学物質などは一切使っていませんので、カバンの内容物に影響が及ぶことはありません。

図2.本器の原理

 

本機の性能と今後の展開

図3.ガソリン携行缶

これまでに、ガソリン携行缶を入れたカバンの中の液体(約3リットル)の有無をほぼ完全に検知することに成功し、本方式の有効性を確認しました。現時点での検知時間は3秒です。人工知能を使った学習によってさらなる性能の改善が期待されることから、具体的なニーズをお持ちのユーザーと現場のデータを用いて、実用化を目指したいと考えています。

 

 

機能紹介ビデオ(YouTube)

液体物検査装置BLS-100の機能をまとめたビデオを作成しましたので、ご覧ください。
危険物と安全な内容物、どちらの判定も見ることができます。

https://youtu.be/65g7DJqRGLY
※外部サイト(YouTube)が開きます。

 

ご質問等は、お気軽にこちらまでお問い合わせください。

 

 

 

 

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