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さらに、メタンガスによる光の吸収も1%以下しかありません。つまり、その微弱な反射波の99か100かの違いを識別しなければならないことになります。このように漏洩を高感度に検出するのは非常に困難な課題です。
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| 1. | 輻射するレーザーを適当な周期で大きくしたり小さくしたりします。(これを変調といいます。) レーザーメタン検知器では10kHzで変調しています。このようにすることによって、レーザー信号に「目印」をつけると思ってください。 |
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| 2. | 受信した信号は小さくなっていますが、それでも最初に変調したのと同じ周期で大きくなったり小さくなったりしているはずです。受信信号に目印がちゃんと残っている訳ですね。 |
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| 3. | 非常に弱い受信信号から信号を抽出します。具体的には、受信信号に元の変調と同じ周期の正弦波を掛け算します。この操作はラジオで特定の放送局の信号をダイアルを回して合わせるのと良く似ています。全てのラジオ放送局の電波をまぜこぜにした受信信号の中から、聞きたい放送局を周波数という鍵(たとえば文化放送は1134KHzという具合)を使って選び出すのと全く同じ事をしているのです。 |
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| 4. | (3)の方法は、受信した信号の中からレーザー光線の成分を抽出する方法ですが、私達の究極の目的はメタンの検知でした。このままでは、メタンの検知はできません。そこで、レーザーの発振周波数をメタンが良く吸収される波長を中心とした領域で変化させます。変化する周期は、最初にレーザーの強さを変化させた周期と同じです(10kHz)。ちなみにレーザーメタン検知器で使っているメタンの吸収波長は、1.65372μmです。ちゃんと最後の2のところまで合わせこまないとダメです。正確さがとにかく命です。
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| 5. | メタンの吸収があると、なぜか最初の変調周波数成分のほかに、その2倍の周波数の成分が現れます。ここが、レーザーメタン検知器のミソです。なぜ2倍なのか?そこは難しいのでここでは詳しく説明しませんが、メタン吸収の割合がレーザーの光の波長によって異なる事がこの成分を生んでいると思ってください。とにかく2倍の周波数成分の中にはメタンの吸収とレーザー受信強度の両方の成分が含まれているのです。 |
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| 6. | これで必要な情報は全てそろいました。最終的に求めたいメタンによる吸収は、2倍の周波数成分を1倍の周波数成分で割り算をしてやれば得られます。 |
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どうですか?わかりましたか?そんなに簡単ではないかもしれませんね。でも、1ナノワットの信号から漏れを見つけるわけですから、そう簡単にはいきません。ご質問等ありましたらご遠慮なくお問い合わせください。
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