編集者(編): |
下水道のマッピングシステムを開発されているそうですが、他のマッピングと何か違うところってあるんでしょうか。 |
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そうですねえ。当社のマッピングは、30年近く前に東京ガスのガス導管網管理の為に作成(私も当時少しお手伝いをしました)し、それを他の沢山のガス会社にも販売してます。供給するという仕組みが同じ水道管のマッピングにも応用し、数多くの市町村に販売しております。これらがうちの部の柱です。
下水道のマッピングは、10位前に開発を始めて、最近の5−6年で漸く、川崎市下水道局や東京都下水道局、千葉市下水道局などの当社ガス供給エリアの地区で、ご採用を頂き、じょじょに周辺に広がり始めているところです。部内では新参ものですかね。
ガス・水道との根本の違いは、配ると集めるの違いです。 |
編: |
配ると集めるの違い。そのことが、どの様なシステムの違いになるのですか?
システムというのは、そのそれぞれの対象によって目的というか哲学が異なるんですか?
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北: |
「ガスは導管・供給管」、「水道は配水管・給水管」、「下水道は管きょ・取付管」と設備を管理する事は同じですが、ガスと水道は供給元から家庭までが追える様なデータ構造を持ち、管網解析機能(家庭等の供給先へ支障なく供給できるか、必要な圧力があるか)などの機能を持っています。下水道の場合は逆に、桝から取付管・下水管・ポンプ場・処理場までの流れが追えるデータ構造になってます。下水は自然流下方式(水は高いところから低いところに流れる方式)で運んでいるので、一度に沢山の水が入ってくる豪雨時に、管網の流下能力は大丈夫か、どこのマンホールから水が出るか等を推測する流量計算機能や、どこの桝から入った下水は何処に行くか判る上下流追跡機能などがあります。(あるお客さんでは、流入したガソリンやマンホールから落ちた人を追跡したことがあります) |
編: |
同じマッピングシステムでもずいぶん考え方は違うんですね。下水道のマッピングシステムとして何か特筆すべきことはありますか? |
北: |
ガス管や水道管は、圧力管なので損傷などを発見したら速やかに入替ますが、下水管はそれらより深い位置に埋設していることもあり、一度埋設したら50年、旨くすると70年とか使います。そのために下水道管の中にロボットカメラを入れるなどで点検し、損傷状況を把握し、必要な箇所に補修・改良工事をして、できるだけ長く持たせています。(なにせ、埋設工事の規模が大きいので費用が沢山掛かるので。)
当社の下水道のマッピングシステムもこの管渠の維持管理支援機能に力を入れてます。点検情報を旨く管理して的確に補修・改良すべき管を示すなどです。道路の陥没事故を未然に防ぐことになります。 |
編: |
仕事をしていて、これは嬉しいとか感じる事はありますか? |
北: |
お客さんが導入して頂いたシステムを毎日使っている姿を見ると嬉しい。データと機能が充実してくると、お客さんのいろんな業務に使って貰えることがあり、少しでも役に立てたと実感できた時が嬉しい。対応をきちんとしていく内にお客さんと仲良くなる(財産と思っています)訳ですが、相手の世界に入り込んで行くと、こんな事も出来ないかと良く声を掛けて頂きます。未知の世界ですが、結構好きで対応してます。下水道は実はガス会社にとって大変良いお客さんです。処理場で汚泥の焼却に毎日沢山のガスを使って頂いており、最近では汚泥の消化ガスからの発電などでも絡みます。またガス管埋設工事と下水道管埋設工事が絡んだ際は、いつもガス管工事の方にしわ寄せが来ますが、仲良くすると30回に1回程度譲ってくれることもあるかもしれない。(相手の担当が知り合いの時ですが)だからマッピングシステムを通じて仲良くしたい(蓄財したい)と思って仕事してます。 |
編: |
ほほー、なるほど。勉強になります。お仕事以外に凝っていることってありますか? |
北: |
そうですね。家の家相を見るのと地震雲に興味があります。 |
編: |
ひょエー。またずいぶん変ったご趣味ですねえ。どっちからご紹介いただきましょうか。 |
北: |
どちらも自分で実感しないと、理解して貰えないと思いますが、家相で人生はほぼ決まると思うし、地震雲を見ると大体4−5日以内に地震があると思っています。家相は 基本の北の方向1つ取っても、流派で磁北で見るか真北でみるかの違い(東京で7度も違う)があり、迷信みたいな情報が沢山あり、正しい情報の選定が難しいけど。でも実感すると理解できる。良い例では無いけれど、麻雀は腕と確率のゲームですが、時としてそれらを超えた事が続けて起こる。場所や人につく。科学で説明がつかないツキですね。要するに我々人間の理解していることって大したことないということなんです。科学的に説明つかなきゃダメって言うんじゃなくて、もうちょっと謙虚にものごとにとり組む姿勢が大切だと思うんですね。家相だって、人類の長い間の経験に基づく理論なんですから、それなりに意味はあるはず。漢方薬と同じと思ってます(訳は判らないけど効く)。地震雲だって科学的には説明はつかないかもしれないけど、だからといって単なる偶然や迷信と片付けるのはどうかと思うんですよ。地球が教えてくれていると思ってます。 |
北: |
マッピングシステムだって同じことですね。新しい技術の版ができたからと、何でもかんでも押し付けるのじゃなくて、それを使う人の気持ちになって考えることが一番大切と思います。マッピングに限らず何でも同じと思いますが。 |
編: |
そんな気持ちを持って開発されたマッピングシステムはきっと使いやすいんでしょうね。 |
北: |
それは、お客さんに聞いてほしい。
最後に1つ宣伝させてください。TGEの技術を使って作ったHPです。
東京都下水道局のHPから利用できる、「下水道台帳のホームページ」です。
(TGEが提供する東京都のHPは、まだ珍しいと思います。)
下記のアドレスから参照してください。
http://www.gesuijoho.metro.tokyo.jp/semiswebsystem/index.html
このHPからは東京23区内の、下水道台帳図を見ることができます。
自分の家の前の下水道管はどうかを見てください。
「オフセット表示切替」のボタンを押すと、マンホールのオフセットと道路の幅員値が表示されます。
23区内の道路の幅員値が確認できるHPは、珍しいと思います。(ご自宅の前の道路は何mか) |
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北: |
マウスでクリックした位置に移動しますので、23区内を自由に動けます。
私は、索引図や案内図の方を利用して、日曜日の散歩コースの選定に使ってます。
利用者は不動産業者や建設会社が多いです。一々東京都庁舎に出向かなくて良くなったので、便利にしていると思います。30万件/月程度の利用状況です。
是非一度使ってみてください。 |
不思議な北川さんでしたが、これからもお客様の立場に立ったシステム開発をよろしくお願いします。
後日談: 地震雲の写真をいただいたと思ったら、昨日関東地方で地震がありました。
もちろん、偶然なのかもしれませんが。。。
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