商売のサイエンスというコラムを始めたのが2005年のことなので、もう20年近くも続いていることになる。まさかこんなに長く続くことになるとは思ってみなかった。コラムの数も300号をつい最近超えた。これまでに3冊の小冊子にまとめて興味のある方にはお配りしてきた。(まだありますよ。)現在約2000名の社員の他に350名近くの外部の方にもメルマガをお送りして読んでいただいている。「いいね」を押してくださるご常連は20名くらいだろうか。でも、仕事の打ち合わせで、
「ネットでチェック、いつも見てますよ。」
と言ってくださる方が結構おられるのを知るにつけ、うれしくなったりする。いつも読んでいただきありがとうございます。
さて、このコラムのタイトル「商売のサイエンス」だが、本人はなかなか良い名前だと思っていたのだが、本を読んだ複数の方から、
「商売を難しい数学で解説するような本かと思いましたが、案外読みやすい内容で意外でした。」
といった感想をいただくことがあった。確かに商売のサイエンスという日本語を文字通り読むと、そういう風にとられるのも致し方ないかもしれない。もともと研究所でサイエンスばっかりやっていたのに急に営業に近い職場に異動になり、仕方がないので商売もサイエンスで分析してみようと始めたことからこの題名がついている。言ってみれば、商売の背後に潜んでいるエッセンスが、サイエンスの方法論ともつながるところがあるなあという、気付きをメモしたものである。
ということで今更の感はあるが、このコラムのタイトルを「商売とサイエンス」に改めたいと思う。たった一文字の変更だけど、少し印象は違った感じになった気がする。商売をサイエンスで分析するというよりも、商売とサイエンスを横に並べて比較してみるというイメージに近くなったのではないだろうか。あとどれだけ続けられるかわからないけど、ここでタイトルも変えて、このコラムに何が起こるか自分でも楽しみにしたいと思う。
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