関東に雪は降ってこないけど、全国的には例年以上にたくさんの雪が降ってあちこちで交通や生活に支障が出ている。温暖化で夏の暑さもひどいので、何とかしてこの冷気を夏に持ち越せないかと考えてしまうが、なかなかそういう具合にうまくはいかない。 さて、年が明けたからと言って去年あった問題が解決されるわけではない。いろんな仕事が仕掛のまま年を越してしまっているに違いない。こいつらをどう片付けていくのか、それが問題である。もしかしたら協力をお願いした企業の選択を間違えたかもしれないし、その前に立ち上げたプロジェクトそのものが筋悪だったのかもしれない、はたまた若い担当者の資質の問題なのか、いろんな原因がアタマをよぎるに違いない。いろんな対応の方法があるとは思うけど、私個人として今年は「どこまで自分の身をよじることができるか」というのをテーマにしてみたいと思っている。いろいろと難しい問題を抱えたプロジェクトに対して、きれいな解決策を提案できればいいのだけれど、そうもいかない時がほとんどである。でも、その難しい状況を前にしてしり込みするのではなく、身をよじってその問題にチャレンジし続けたいと思う。 だんだん年を取ってきたので体も固くなってきている。無理によじると筋がつってしまうかもしれない。だから日ごろから体操とか運動をして体を柔らかく柔軟にしておくことが大事だろう。同じように気持ちにも余裕を持っておくようにしておけば、ちょっとくらいの問題なら身をよじって受け止めることができるかもしれない。これまで以上に余暇の時間を充実させることも大事だ。プロジェクトに対しては下手に性急に答えを求めるのではなく、身をよじるって問題に直面し続けることが大事な気がする。ずっと身をよじっているとそのうち神様がポロっと答えをくれそうな気がするのだ。そういう神様の微笑みを間違いなく拾い上げる感性も大事なんだと思う。ロードマップに固執せず結果オーライを受け止める。これが今年の作戦である。 でも、いくら身をよじってもどうにもならない時も必ずあるに違いない。そういうときはどうするか。それは仕方のないことである。できるところまで身をよじった結果、求めた成果が得られなかったのであれば、それは潔く受け入れる。できるところまで身をよじったかどうか、そこはちゃんとチェックしたいと思うけど、どうにも体が硬くて体がよじれなくなったとき自分の技術屋人生の第一幕が幕を下ろす時なのだろうと思う。さてどこまで行けるかな?
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