つながりについて

 
  Vol.218
2019年3月26日
 
     
     

趣味で登山をしているが、最近ちょっと膝を痛めてしまった。体重増加で負担がかかったせいかどうかはわからないが、そのため今年の冬は殆ど山登りができなかった。仕方がないので整形外科を受診したのだが、痛み止めくらいしか対応策はないようでなかなか回復にはつながらない。ネットでいろいろ調べてみると、膝のトラブルのほとんどは、膝そのものではなく、そこにつながる筋肉に問題があることが多いらしいことがわかってきた。そういえば整形外科で撮ったX線の写真は確かにとてもきれいで、素人目には痛みを起こすような状態には見えなかった。

膝につながる筋肉をストレッチした方が良いということで、いろいろ情報を集めて風呂の後のストレッチを始めた。しばらくやっていると、あれほど痛かった膝の痛みがだんだん薄れてきた。全てとは言わないまでも、膝の痛みが筋肉の萎縮によるというのは、ある程度正しいのではないかと思えるようになり、夜だけだったストレッチは朝晩のメニューになってきた。治るとわかると気合の入り方も違ってくる。

ところが、調子に乗ってストレッチをやっていたら、今度は、お腹の具合が悪くなってきた。最初は海外旅行で変なものでも食べたのかと思ったのだが、帰国後一週間たっても治らない。もしかしてと思って、ストレッチを数日止めてみたら、パタッとお腹も治ってしまった。どうやら腸に近い筋肉をストレッチした時に内臓を刺激したのではないかと勝手に思っている。医学的根拠はともかく、ストレッチとお腹の具合がリンクしていることは間違いないと思う。

最初は山に行って膝を痛めたところから話が始まって、それが筋肉の問題となり、さらにはそれが内臓につながっていることが分かった。これは多分、ほんの一例に過ぎないのだろうけど、とにかく体の中のいろんな部分は、我々が思っている以上にいろいろと繋がっていることに気が付いた。何か具合の悪い部分があったとしても、そこだけを治癒すればよいということではなく、その部分につながった体のいろいろなところとの関連を考えないと、ちゃんと治療することはできないのではないのだろうか。こういう風にいろんな部分が相互に関連して身体が成り立っているという考え方が、東洋医学の考え方につながっているのではないかとも思えて何となく腑に落ちた。

そういうことって身体の中に限ったことではないような気もする。仕事や社会の様々な事柄は、それらが独立に存在していることはほとんどなく、その周りの様々な事柄と関連している。それはモノとモノのつながりであったり、人と人のつながりであったりする。世の中のいろんなことを、そういうつながりの中でとらえてみることって案外大事なことのように思える。ビジネスにしても何にしても、他の事柄との関連を無視してはなかなかうまくいくものではない。逆に、他との関連を意識して物事を進めると、思いのほかわずかなパワーで話が進むこともあり得る。物事を他から切り離した点として考えるのではなく、他の事柄との関連の中で理解することって、とても大事なことのような気がしてならない。

 

 






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