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2005年10月17日

Vol.025

     
計画について
 
       
 

夏休みの前には子供の頃いつも計画を立てた。会社に入っても研究計画とか販売計画とかそういうものをいつも作っている。もちろん、仕事を行き当たりばったりでやるわけには行かないから、そういう計画はきちんと立てなくてはいけない。

まあ、夏休みくらいの計画だとせいぜい40日ほどしかないから、その間に何が起こるかということは大体予想がつく。したがって計画もより具体的なものになる。例えば毎日ラジオ体操をするとか、7月中に宿題はみんなやってしまう(毎年これは実行されない!)とかそういうことを計画する。

で、こういう傾向は会社に入ってからも同じである。ここ三ヶ月くらいの計画だったら結構細かいことまで読めるのできちんと書けるが、半年、1年先の話となると少しあやふやになってくる。さらには3年、5年先の話になるともうお手上げである。大体現代のような先の読めない時代に5年先を予想する方が間違っている、なんて声も聞こえてきたりする。

でも、最近こういう話ってどっか変だなあと思うときがあるのだ。そもそも計画というのはなぜ立てるのかというところを良く考えてみないといけないと思う。そもそも計画というのは、将来自分が何をしたいかを具体的に意識するプロセスだと思うのだ。その意味においては近い将来の計画というのはさほど大きな意味を持たないのかもしれない。人が何を考えようと近い将来のことは、起こることは起こるし、起こらないことは起こらない。既に商談が始まっている顧客への売り上げは、計画に書こうがどうしようが、まあ決まっている。(だから計画に売り上げを計上したわけだし)

しかし、遠い将来のことはそうではない。目の前にある状況証拠は殆ど役には立たない。だって遠い将来のことを考えているのだから。そこで計画を立てたことが実現するかどうか、それは現時点の状況証拠ではなく、自らがいかにその目標に向かって強くコミットメントをし続けるかどうかにかかっている。いかに明快な目標をたてることが出来るかが,大切なのだ。そして最も大事なことは、そういう遠い未来の目標というのは自らの思うように成し遂げることが出来るということなのだ。

冒頭にも書いたように、普通は近い将来のことのなら制御できるけど、遠い未来のことなど誰にもわからないという言うことが多い。でも、本当はその逆なのだある。近いことは殆ど制御できないけど、遠い未来のことはどうにでもなるのである。強い意思さえ持っていれば。

 
       
 
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