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2005年7月13日

Vol.012

     
時間を味方につける
 
       
 

レポートの締め切りや仕事の納期に限らず人はいつも時間に追われて生きている。夏休みが終わって9月1日に学校へ行くとき、あと一週間あれば宿題が全部できるのにと思った。夏休みの楽しかった時間はあっという間に過ぎ去ってしまった。時間がたつのが恨めしかった。

そんな状況は、大人になってもかわらない。いつでもまさに時間との戦いだ。ユーザーのニーズに出来るだけ速く答えを出すことが要求される。その意味では時間は基本的に「敵」であるといえるかもしれない。このことは逆に考えると時間を「味方」にすれば、物事はうまくいくと考えることも出来るのではないかと思う。でも時間を味方にするってどういうことだろうか。時間というのは誰にも公平に過ぎていくものである。したがって、時間というのは誰かにだけ味方するとかそうい類のものではない、と思うのも無理からぬところである。

でも、時間を味方につけることは間違いなく出来ると思う。それは借金の利息のことを考えていたときに気がついた。例えば、年率20%なんて家のローンを組んだことのない人なら大したことはないと思うかもしれない。一年経っても2割しか利息を取られない。まあ大したことはないと言えばたいしたことはない。でも、それは誤解である。年利20%などというのは恐ろしいほどの利率である。すぐに首が回らなくなってしまう。なぜか。

それは利息というのが決して休憩をしないことによる。一秒も休まず利息のメータは回り続けている。そこが大切だ。利率がたとえそんなに高くなくても、コツコツをそれを積み上げていくとあっという間にすごい金額になってしまう。特に期間が長くなるとそれは顕著になる。時間を味方につける方法。それは利息と同じこと。休まず進む。ちょっとづつでも良いから休まず進む。そうすれば時間が味方をしてくれるようになる。きっと。

写真を上手になること、仕事で製品の開発をすること、何にしても続けることが大切だ。続けることが自らの自信にもつながっていく。問題に対してどのように対処するかも、もちろん大事に違いない。でも、一番大事なことは問題に取り組み続けることであって、どのようにその問題に取り組むということではないのだと思う。もっと言うと、問題にどのように取り組むかは、その問題に取り組み続けるための仕掛けであるべきなのである。仕事それ自身を目的にするのではなく、その仕事を長く続けるためのプロセスとして目の前の仕事を位置づけることが大事なことなのだと思う。

稚拙なコラムをなぜ私が続けられるか。それは、そのコラム自身が良い・悪いということが問題ではないと私が思っているからだ。中身はどうでもいいから、とにかく続けようと思っているから、コラムを書き続けることが出来るのだ。そんなことでは困ると言われそうな気もするが、そう思っちゃうんだから仕方がない。そんな稚拙なコラムを読み続けていただいている読者の皆様にはお詫びするしかないのだが。

 
       
 
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