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2005年6月30日

Vol.010

     
何かを成し遂げること
 
       
 

以前、写真の意味を考えたことがある。その時私の気付いたことは、写真と言うのはどうとるかよりも何をとるかが大切で、さらに突き詰めると何をとるかよりも一生懸命撮ることが大切だと思うようになった。

今私は、これは写真だけの話ではないことを確信している。つまりピアノが上手くなるためでも、仕事が上手くいくためでもなんでもいい。何かをなし遂げるためには、それをどうやって料理するかではなく、一生懸命やり続けることの方が大事なのだ。唯一言える事は、あきらめたらおしまいだと言うこと。いくら稚拙なテクニックしか持たなくても、あきらめずコツコツと続けていれば、いつかは必ず光がさす。間違いなく。

仕事の相手が自分の思うような結果を出してくれないとき、「なんでこんな人と仕事をしたんだろう」と悔いることもあるだろう。「なぜ、こういう風にやらないのだろう」と思うこともあるに違いない。

でも、写真と同じようにいかにその仕事をするかと言うことは、実はさしたる問題ではないのである。自らの心に問いかけ、ゴールに向かって自分は一生懸命やっているかを問いかけ続ければいい。答えは必ず自らの心の中にある。今自分は何に向かって進んでいるのか。本当のゴールではなく、他の人を批判することがゴールになってはいまいか。絶えず問い続けられなければならない。

強い心をもって事に当たり続けることによって、それは成し遂げられる。そして、その結果として高いスキルも身についていく。高いスキルがことをなすのではないということが大事だ。それは結果としてついてくるだけだ。

うーん。我ながら爺クサイことを言っているなあ。

 
       
 
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