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第13回 トランジスタの動作のまとめ

 


センサ道場第13回は、ここまで何回か続いたトランジスタの動作のまとめです。


 結局トランジスタって何するもの?


第8回にも同じことを書きましたが、もう一回おさらいをしておきます。トランジスタというのは、

ちょろっとIbを流すと、ドカッとIcが流れる素子

でしたね。これを式で書くと

Ic=hFEIb

となります。hFEは大体100〜400程度の値をとります。この式は直流のIc、Ibに対する式ですが、交流のic,ibに対しても同様の式があてはまります。交流(小信号)の場合はhFEの代わりにβという文字を使い;

ic=βib

となります。βも値は大体同じぐらいと思っておいてください。

               


  等価回路

このような動作を電子回路で等価的に書くと下の図のようになります。電流原が中にはいっていたりしますが、もう大丈夫ですね。

足が3本ある回路というのはまだ抵抗感があるでしょうか。こういうのがわかるようになると電子回路というが、すっと理解できるようになります。良く味わってみてください。

 

 

次回からは、この等価回路を使った分析手法を議論していく予定です。ご期待下さい。

  

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