さて回路の中にはすごく大きな抵抗値を示す部分があります。こういう場所をハイインピーダンスポイントと呼びます。(左図)このようなポイントに雑音源からノイズが侵入したらどうなるでしょう。
雑音源は、簡単には電池と抵抗のつながったものとしてモデル化できます。(左図の点線)このとき、ハイインピーダンスポイントにはどのような雑音電圧が現れるでしょうか。
よく回路を見てみると、上に示した電池電圧の分圧と全く同じ回路構成になっていることに気がつくでしょう。つまり、この回路は抵抗が直列に並んだ単純な回路として扱うことができるのです!
そして、この場合には(1)式の分子が非常に大きいわけですから、大きなノイズが表れることになるのです。ハイインピーダンスポイントは雑音が出やすいのです。
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